スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

子どもに子供室はいらない2

高校生

前回からの続きです。

さて、そこで宮脇さんはなぜ子供室はいらないと言っているのか。

それには、まず子どもの年齢を考えなければいけない。普通に考えれば18歳まで。小学校1、2年生までは、親のお尻にくっついているから、子供部屋なんてつくっても無意味だろう。むしろ、家中が子供部屋状態になる。中学1年生くらいになると、反抗期であるし、自分の個が生まれるから、自分の場が欲しくなる。特に女の子にはプライバシーの要求が生まれ始める。だから、勉強部屋ではない、コーナーでもよい、自分の専有できるスペースが欲しくなる。中学の後半から高校になると、勉強部屋ということではなくて、親に隠れる空間が欲しくなって、勉強部屋を要求する事になる。

親は勉強部屋を与えた事で自分の義務を果たしたと安心し、子どもは自分の自由な空間を得た事で、安心する。そこから生まれるのは、家族の断絶。(と、ここまでは宮脇さん書いてないです)。

ここからは、私見です。確かに、高校生くらいになれば、自分の空間が欲しいと考えるのは自然だと思います。男の子、女の子、いろいろありますもんね。この位になると、親に言えないようなことができて当たり前。夫婦だって、書斎が欲しい、家事室が欲しいというのは自然だと思うのです。

ここで「ノイズ耐性」というお話をしたいと思います。自分は首都大学東京の社会学者宮台真司教授から学びました。更には、神戸海星女子学院大学教授の森新三先生。
それはどういう事かというと、自分が勉強しようと思った時、兄弟がいて騒いでいても、心静かに勉強できるか。待ち合わせで、あと30分あった時にその時間を有効に使えるかというです。社会人としてみれば、いろいろな課題を抱える中で、ひとつのことに集中して成果を上げる事ができるかということでしょうか。

彼らが言うのは、無菌培養(=子供室)の中で成果が上げられても、現実の社会の中では、そんな環境は無い。社会に出れば、変な上司がいて、仕事の出来ない部下がいて、それを当たり前として成果をつくれるのが、有為な人間である。親は子供に対し、どんな世の中になっても強く生きてもらいたいと思っているのではないか、それには何が必要かということです。

そういう観点から考えると、無菌培養の子供部屋をつくることが、自分の愛する子どもにとっていいことなのか。と思います。多少のノイズがあろうとも、そこでちゃんと自分がやらなくてはいけないことを出来るようにする事が、親の責任ではないかということだと思います。例えば、テレビがついていたり、兄弟がケンカしていても、そこで平気で勉強できる子どもっていますよね。

自分も少しだけ社会活動に携わっています。最近、小学生の夏休み宿題相談会に参加してきました。みんないい子なのですが、この辺の観点から言えば、大きな差異がありました。ある子は、周りが少々うるさくても、きっちりやることができます。他方、周りに引きずられて、何もできなくなってしまった子もいました。

後はご両親の考え方ですが、子供部屋はなるべく小さくして、共通の勉強スペース(ご両親も含めて)をつくるという考え方もあります。

スポンサーサイト

子どもに子供室はいらない

子ども

このコンテンツは、宮脇さんの『「いい家」の本』からのテーマです。

自分が一番衝撃を受けたのは、「子どもに子供室はいらない」というフレーズでした。えっ?個室が主流の中、どうして子供室がいらないのだと思いました。

彼は言います。「ヨーロッパでは子供は人間ではない。つまり、子供というのは最初は動物だと考える。ヨーロッパでは親の義務の第一は、動物である子供たちを人間のレベルまで引き上げることだ。だから、ちょとでも社会生活になじまないことをすれば、ピシャッとひっぱたいて、だまりなさいッとか、なにしてんだッっと厳しく厳しくしつける。・・・要するに、無知なる動物を人間の生活に同化させるために人類化している教育をしているわけ。それがヨーロッパの幼児教育の基本になっている。」

確かに、欧米と日本の教育観には違いがあるように思います。例えば、ホームステイってありますよね。欧米からホームステイに来た彼らの不満は、「どうして日本人は僕らを必要以上に心配するのだ」ということらしいです。彼らは「明日、9時に出ます」と里親?に伝えます。彼の名前を仮にオバマ君としましょう。すると里親のお母さんは、次の朝、8時半頃から心配になって、「オバマ君、もう起きてる?時間に遅れちゃうわよ」と部屋の外から問いかけます。

彼らの意識としては、「9時に出ると言ったら、それは自分の責任で、例え時間に遅れても、それは自分の責任だ」と思っている。それを他の人が心配する事自体、自分が一人の人間として認められていないと感じる。彼らにとって一番許せないのは、自分が一人前の人間として認めてもらえないという事なんだと思います。時間に遅れるかどうかは自分の問題であって、里親の責任ではない。更には、「今日は雨が降りそうだから、傘を持っていきなさい」と言われる。彼らとしては、「雨が降りそうかなと思ったら、里親に尋ねるし、そんな事まで心配しないでもらいたい」。

また、フランスから日本の幼稚園を視察に来た人達の話。子供たちがケンカになりそうになった時、日本の先生はケンカが起こる前に仲裁に入ります。フランス人は「どうしてケンカさせないのだ。ケンカが起こったら、どうやってまた元の通り仲良くやっていくのか、学びのチャンスになるではないか。そのチャンスをどうして日本人は奪うのだ」と言います。

最近、アドラー心理学の「嫌われる勇気」という本を読みました。大変インパクトのあった本です。アドラー先生は「子どもは褒めてはいけない」と言います。えっ?子どもは褒めて育てるのではないの?と思いました。彼は言います。褒められる事が子どもの価値になったら、いつまでも自立できないよ。教育の本質は2つある。
1.自分と他の人は違うと認め、それが普通だと思える事。
2.他の人に対する信頼感を持つ事。

その他にも、アドラー先生は「課題の分離」という問いかけをします。あれ?また、建築のブログではなくなって来てしまいました。ちょっと長くなりましたので、また今度。

住まいの「旬」を考える

2.jpg

コンラン先生のEHBを読んでみて、「新築」とか「リフォーム」と言う分け方は、あまり意味のない事だなーと思うようになりました。きっと一番重要なのは、今の家族にとって、今の住まいが、「いい感じ」なのかどうか。つまり、「旬」かどうかが一番大切なのだと思います。今がいい感じなのが必要なのだと思います。

時と共に、生活環境は変わります。結婚当初は二人暮らし。子どもができて、3人になり、4人になったりします。子どもが小さい頃は、お母さんが何をやっていても目の届くことがいいし、だんだん大きくなれば、自立のために、親離れ、子離れを意識した空間が必要になります。そして、就職し、結婚。子ども達が巣立った時、新婚時代と同じ2人の生活に戻る事になります。

でも、その都度改築する訳にはいきません。もし、これから家をつくることをお考えなら、外側をしっかり作って、なるべく間仕切りを変更できる、スケルトンインフィルという考え方で、つくられる事をお勧めします。

では、家を建ててしまった方はどうしたらよいのか。まずは、「大きく手をいれなければいけないのだ」という先入観を捨てましょう。目的が「いい感じ」なのであれば、やり方はたくさんあります。例えば、トイレだけでいいから、自分の好きな壁紙に変えてみる。これだけでも随分気持ちが変わります。まずは、小さく始めることを考えるといいと思います。

壁に飾る写真や絵を変えてみる。リビングに花を置いてみる。フロアースタンドを置いてみる。それだけで、きっと気持ちは大きく「いい感じ」になっていきます。一番いけないのは、作りっぱなしでいること。変化がないと、なかなか「いい感じ」と感じることは難しいと思います。

「そんなの小手先じゃないか」とおっしゃるかも知れません。でも、それでもいいのだと思います。目的は、自分の生活空間を「いい感じ」と感じることであって、家に手を入れることではないのですから。

コンラン先生は、EHBの中でいろいろな提案をしてくれています。自分の考えも入れながら、少しずつご紹介していきたいと思います。

テラス

今日は、とある住まいのテラス工事です。
とても素敵な平屋のお住まいなのですが、洗濯物を干す場所がお庭で、「ちょっとカッコ悪スギ!」というお子さんの意見もありました。既製品のアルミのテラスという選択肢もあったのですが、お住まいを大切に考えていらっしゃるご夫婦なので、どうもしっくりこないということで、木造でつくることになりました。

ご要望としては、お住まいになじむこと。居間からの眺望になじむこと。などでした。
そのご要望を考慮して提案したプランが以下のパースです。

西側(左側)がアプローチになっているので、洗濯物が直接見えないように、縦格子を利用し、それも全面に配置するのではなく、一部敢えて取り除きました。

西側から
plan5_1.jpg

当初、天井は何も設置しない予定だったのですが、それだとリビングからの景観が淋しいというか、雰囲気が壊れてしまうというお話があり、木製のルーバーを設置することになりました。パースには屋根面にブレースが入っていませんが、しっかり入れてありますので、ご心配なく。
plan5_6.jpg

東側【右)からのパース
物干し竿は4本。この数は標準でしょうか。
plan5_4.jpg

今回は、図面を付けてみます。この他にもディテールなど、何枚も書いたのですが、とりあえず。
Pages from 下田邸テラス_02

●失敗したこと
恥ずかしいのですが、書きます。それは、雨のこと。ポリカの屋根を柱の外側から7cm出したのですが、雨や風の関係から、時によって、屋根からの雨が、腰壁の上の横部材(笠木)に当たってしまい、内部の洗濯ものに跳ねてしまうことが分かりました。
折角テラスを作ったのに、雨が当たってしまったら意味ないですよね。7cmあれば大丈夫と思っていたのですが、かなり甘かったようです。

建築って厳しいんですよね。相手は地球の重力や雨や地震などの自然ですから。1ミリでも、長すぎれば納まらない(組立できない)こともあります。人相手と違って、ちょっと大目に見てよということがありません。逆に言えば、すごく心配していた部分が素直に納まってくれた時には、大きな喜びがあります。

工事現場も含めてご紹介できればと思っています。ではでは。

建築家の自邸

F氏邸
今日のご紹介は、とある建築家の自邸。
随分昔の話になりますが、アルミのサッシュはどうも色気がないので、
木製の外部建具にする事にしました。

フリーエリア

応援ポチお願いします

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

shio93

Author:shio93
ライト




栃木県佐野市で主に住まいの設計施工をしています。
Blueprint /
株式会社塩島工務店
栃木県佐野市久保町93
TEL 0283-22-1617

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンタ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。